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基礎講座、講演会

平成31年度講演会
【第5回 講演会】
 日時:平成31年5月10日(金)
 場所:大阪産業創造館 4階イベントホール
  『食品用器具・容器包装のポジティブリスト制度導入と今後の動向』
(一財)日本食品分析センター 多摩研究所 包材試験課 課長 中西 徹
食品の製造,流通,調理,貯蔵などに欠かすことのできない器具・容器包装の安全性確保をより 一層強化するため,あらたにポジティブリスト制度が導入されることになりました。また,導入に 伴い検討会が繰り返し開催され,制度の詳細について検討が進められています。容器包装等の製造 事業者はもちろん,それらを使用する食品事業者にも影響のある内容となっています。そこで,現 行の制度との違い,改正のポイント,今後注目すべき事項等についてご紹介します。

『HACCPの制度化をひかえて~自主的な衛生管理のススメ~』
(一財)日本食品分析センター 東京本部 教育・研修部 部長 植田 浩之
食品衛生法の改正を受けて,いよいよHACCPに沿った衛生管理が義務付けられます。 一部の食品事業者からは不安の声が聞かれますが,制度によりどのような基準が示されたとしても, やり方が大きく変わることはありません。これまでの実績を自信に,きちんとした現場できちんと した食品の取り扱いをする。また,そのようにできていることを記録でも証明できる。そうした自 主的な管理が制度化によってよりすっきりと整理されるはずです。本講演では,基準を満たすため に今からできる「備え」についてお話しします。

【総会・講演会】
 日時:平成31年3月19日(火)
 場所:主婦会館プラザエフ クラルテ(地下2階)
  『食品の高圧処理』
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 食品加工流通研究領域食品品質評価制御ユニット ユニット長 山本和貴 氏
世界初の高圧加工食品が1990年に登場して以来、食品高圧加工は、殺菌(ジュース、肉製品、ペースト等)、開脱殻(牡蠣、ロブスター等)等の用途で、世界に拡がっています。低温高圧処理(600MPa, 5~10°C、3~5分間)は、化学反応が抑制された状態での物理変化による非熱的技術として、高品質加工食品の製造に用いられ、 また、中温中高圧処理(100MPa, 50~70°C、数時間~数日間)は、画期的な抽出及び酵素反応によるエキス製造等として利用されています。安全で高品質な食品製造の視点から、食品高圧加工の概要を解説致します。

『農作物におけるゲノム編集技術とその取り扱い』
国立大学法人 筑波大学 生命環境系、つくば機能植物イノベーション研究センター センター長 教授 江面 浩 氏
精密かつ効率的に生物の遺伝子機能を調節できるゲノム編集技術が登場し、様々なライフサイエンス研究開発分野での利用が加速しています。食品の素材となる農作物の品種改良でも今後利用が拡大すると予想され、その社会実装も始まろうとし ています。本講演では、演者が取り組んでいるトマトを事例に、ゲノム編集技術を 活用した品種改良と安全性評価法を紹介するとともに、取り扱いルール策定の状況や知財への対応などについて紹介します。

【第3回 講演会】
 日時:平成31年3月14日(木)
 場所:仙台国際センター2F 会議室「萩」
  『登録検査機関が行う輸入食品等の自主検査の概要 ~先行サンプル検査を中心に~』
(一財)日本食品分析センター 東京本部 業務二課 課長 吉川 淳
食品等を輸入する場合には,輸入者が食品等の安全確保の観点から食品衛生法に適合して いるかを,時には登録検査機関の自主検査の結果として厚生労働省検疫所に示さなければなり ません。本講演では食品添加物,器具,容器包装及び乳幼児用おもちゃの輸入に有効な自主検 査の手法である先行サンプル検査(JFRL ニュース Vol.6 No.8 Apr. 2018)を中心にご紹介致します。

『微生物の分類・同定の基礎知識』
(一財)日本食品分析センター 多摩研究所 微生物研究課 課長 前川 幸子
微生物検査は食品の衛生管理に重要な役割を担っています。微生物検査を正しく行うために はその検査手順を身につけることも重要ですが,微生物を理解し,知識を深めることも大切です。 本講演では微生物検査を行うにあたって知っておきたい微生物の分類・同定の基礎知識から, 日常の検査で取り入れることができる簡易的な同定手法についてご紹介致します。

【第2回 講演会】
 日時:平成31年3月7日(木)
 場所:アクロス福岡 国際会議場(4F)
  『コロニーの情報を食品微生物試験に活用する』
(一財)日本食品分析センター 九州支所 微生物試験課課長 小田 俊一
一般生菌数はコロニー数をカウントし,大腸菌群や黄色ブドウ球菌は対象菌の生育の有 無を確認するのが一般的な試験です。しかしながら,単に「数値」や「陰性」を確認する以外にも得られる情報は存在します。 本講演では一般生菌数や黄色ブドウ球菌等の試験で,寒天培地に生育したコロニーから得られる情報の活用の仕方について解説するとともに,黄色ブドウ球菌の微生物標準試験 法などに登場するベアード・パーカー寒天培地についてご紹介致します。微生物試験ご担 当者向けの内容です。試験室のレベルアップの一助になれば幸いです。

『これからの食品衛生と食品安全文化』
(一財)日本食品分析センター 東京本部 学術顧問 一色 賢司
人間はミスを犯し,機械や装置も壊れます。食品の安全性を確保するシステムを構築しても,やがて不具合が生じます。順調であっても,軽微な不都合であっても,食中毒等の 深刻な事件への入り口である場合もあります。食品安全も食品衛生も,やはり人の関与が 大切です。諸行無常を乗り越えて,食品安全文化(Food Safety Culture)を醸成し,維持して行くことが必要です。

【第1回 講演会】
 日時:平成31年2月28日(木)
 場所:大阪産業創造館 4階イベントホール
  『ミネラルウォーターの異臭原因物質の究明について』
(一財)日本食品分析センター 彩都研究所 試験研究部 分析化学課 横関俊昭
異臭原因物質の中には,極微量しか含まれていないのにも関わらずヒトの鼻で検知できる閾値の低い 物質があり,このような異臭原因物質を明らかにするためには,抽出・検出方法を工夫する必要があります。本講演では,極微量の異臭原因物質を明らかにするためのアプローチの一端を,閾値がpptオーダーである,ミネラルウォーターの異臭原因物質を明らかにした事例を通じてご紹介いたします。

『LC-MS/MS による化粧品中の17種ステロイドホルモンのスクリーニング法』
(一財)日本食品分析センター 彩都研究所 微量試験部 動薬試験課 主任 板東誠治
化粧品へのステロイドホルモンの配合は一部の成分を除いて禁止されていますが,過去には輸入化粧品等において,意図的に配合したと思われる禁止ステロイドホルモンの検出事例があります。そこで, その作用が比較的強いとされる17種のステロイドホルモンについて,LC-MS/MSを用い,それら成 分の有無を確認するスクリーニング試験を開発しましたのでご紹介いたします。

『β-グルカン新規定量法の開発』
(一財)日本食品分析センター 彩都研究所 研究開発部 機能科学研究チーム 主任 井出将博
β-グルカン,特にβ-1,3-(1,4)グルカンやβ-1,3-(1,6)グルカン等と呼ばれる非セルロース性β-グルカンは,免疫賦活などの機能性が多数報告されており,近年の健康食品市場においても高い関心を 集めています。しかし,既存のβ-グルカン定量法は,限定されたマトリックスのみで適用可能な方 法ばかりで,加工食品の分析は困難です。今回,種々の加工食品中の非セルロース性β-グルカン定 量のための新たな方法を開発しましたので,ご紹介いたします。

『AOAC法について』
(一財)日本食品分析センター 東京本部 副理事 鈴木宏子(AOAC INTERNATIONAL JAPAN SECTION 次期会長)
“AOAC 法で分析”というフレーズはどこかで耳に挟んだことはあるけれど、その実態についてご 存知無い方もおられると思います。本講演では、AOAC Internationalという組織が世界規模で信頼 を得ている理由や、その根幹となる所謂AOAC法(OMA; Official Methods of Analysis) の価値や その作成の最近の流れ(バリデーションの仕組み等)やグローバルな潮流について詳しくお話させて いただきます。又,日本からのOMAの入手方法などについてご説明させていただきます。



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