基礎講座、講演会

第3回 講演会

日時
2005年03月11日
場所

はあといん乃木坂(健保会館)

参加費用
講演テーマおよび講師
  • 『新規な加熱蒸気媒体の開発と応用』

    独立行政法人 食品総合研究所 食品工学部 製造工学研究室 研究室長 五十部 誠一郎 氏

    過熱蒸気は従来から乾燥処理などに広く用いられてきましたが、食品表面の殺菌や調理加工といった面での利用も凝縮潜熱や水蒸気の高い熱容量による迅速な加熱と表面の硬化防止、さらに低酸素状態から期待される過度な酸化防止などの特徴から注目されています。演者らは、過熱蒸気の研究を行なっており、最近では、加熱水滴を噴霧して発生する水蒸気と水滴の混合加熱媒体でのより効率的な食材加工処理法を開発し、その特性解明及び応用技術について検討しており、これらの研究状況を過熱蒸気の研究動向を含めて紹介します。

  • 『中国という国と食を巡る事情』

    日中農業技術研究開発センター プロジェクト首席顧問 (元国際農林水産業研究センター)石谷 孝佑 氏

    昨年アメリカを抜いて、日本にとって最大の貿易相手国になった中国は、今や経済のみならず、政治、文化などあらゆる面で注目される世界のホットスポットになっている。これまでの長い歴史の中で日本は中国から多くのことを学んできた。それ故、日本と中国は文化的に多くの共通点を持っており、日本の伝統食品の中には、その源流を中国にもつものも多い。
    先ず中国という国を理解してもらうためのキーワードを紹介し、次いで中国社会の状況、農業、農産物、食品などについて現在どのような状況にあり、どのような問題を抱え、どのように対応しようとしているのかについて紹介する。更に食の「品質」にこだわって、中国・北京における状況を紹介してみたい。

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