基礎講座、講演会
第7回 講演会
- 日時
- 2007年07月30日
- 場所
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はあといん乃木坂(健保会館)
- 参加費用
- 講演テーマおよび講師
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『ISO22000の概要と動向』
(財)日本食品分析センター 荒木 恵美子 氏
ISO22000(食品安全マネジメントシステム-フードチェーン全体における組織に対する要求事項)は,ISO/TC34(食品)/WG8が審議中の国際規格案(DIS)である。6月3日から5ヶ月間がDIS投票期間となっている。これはコーデックスの“HACCP導入のガイドライン”を基本にした食品安全のマネジメントシステム要求事項である。ISO9001:2000を意識したものではあるが独立した規格となっている。本DISの概要及び今後の課題等について解説する。
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『意図的なタンパリングの防止策について、他』
江崎グリコ株式会社 品質保証部 部長 宮木 康有 氏
われわれの食品業界において、食品の偽和、タンパリングは極めて重大な問題です。歴史や世相を振り返りながら、その変遷と防止策、発生した後の対応策等を実例を交えてご説明します。
1.タンパリングとは?
2.タンパリングの歴史
3.耐タンパー性は企業の危機管理
4.江崎グリコの考え方と防止策
5.市販品のタンパリング防止例、分類
6.事件発生時の心構えと発生後の対応 -
『食品工場における事故防止システムとトレーサビリティ』
キューピー株式会社 技術開発部 部長 高山 勇 氏
1989年にFA(ファクトリーオートメーション)をやりたいと1枚のレポートを提出したのが始まりです。当社はすでに経理系コンピューターが完備していましたが、コンピューター端末へは手入力、出力はプリンターで紙でした。一方現場は自動制御が導入されオートメーション化されていますが、指示は手入力セット、結果はノートに記録し翌日経理系コンピューターへ手入力でした。人手は減らず、間違いが発生、結果は1日遅れと問題が沢山ありました。これを解決する為に、サーバー/クライアント方式で、LANでイーサネットを張り巡らし、現場クライントパソコンと自動制御機器をネットワークで結び、作業指示、及び結果をリアルタイムで自動的にできるようFA化しました。その後、原料小分け、投入の事故未然防止システム、工程管理システムと順次開発し、それらの集大成としてトレーサビリティシステムが完成しました。これらのシステムは自社開発プログラムで、現場に入り込み、パートさんの言われるとうり改良した為、喜んで使いつづけてくれています。
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